この記事では、国民健康保険と社会保険の違いについて解説します。
国民健康保険とは
国民健康保険とは、学生、アルバイト、フリーター、自営業、無職の人が加入する保険制度です。
加入者が怪我、病気、出産、死亡した場合に、必要な医療費が保険料から支払われます。
社会保険に加入していない人は基本的に全員加入する必要があります。
社会保険とは
社会保険とは、会社勤めの人のうち、加入条件を満たす社員が加入する保険制度です。
社会保険と国民健康保険の比較
社会保険と国民健康保険を比較すると以下のようになります。
比較項目 | 社会保険 | 国民健康保険 |
---|---|---|
加入者 | 加入条件を満たす会社員 | 社会保険の未加入者 |
取扱 | 各自治体(市町村区) | 各社会保険組合 |
保険料 | 自治体・加入者により異なる | 会社・加入者により異なる |
社会保険の保険料は、各社会保険組合、加入者の世帯状況、収入などにより異なります。
国民健康保険の保険料は、各自治体、加入者の世帯状況、収入などにより異なります。
【詳細】
・社会保険(健康保険)とは?加入条件・範囲・保険料など
・国民健康保険の加入条件・保険料
社会保険のメリット
社会保険の場合は、一定の条件を満たす家族・親族を扶養することができます。
つまり、1人分の保険料で家族全員分の保険を賄うことができます。
これは国民健康保険にはない大きなメリットです。
(国民保険の場合は、4人なら4人分の保険料を払う必要があります)
扶養条件は各社会保険組合、つまり会社によって異なります。
一般的には
・同じ家で生活している
・家族・親族である
・扶養される者の収入が扶養する側より低い
などが条件です。
【詳細】
・社会保険の扶養適用条件
まとめ
一緒に生活している家族や親族がいる会社員の場合、扶養条件を満たしていれば保険料を安く抑えられるため社会保険の方がお得になります。
一人暮らしの会社員の場合は自治体によっては、国民健康保険のほうが低く抑えられることもあります。
コメント