この記事では、投資における移動平均線(MA)の意味、計算、種類、期間、見方などについて紹介します。
移動平均線とは
移動平均線とは、一定期間の終値の平均をつないだ線です。
例えば、3日移動平均線といえば、直近3日間の終値の平均値を1日ずつズラして線を作成します。
移動平均線の計算例
【例】
日 | 終値 |
---|---|
1日 | 540円 |
2日 | 560円 |
3日 | 550円 |
4日 | 510円 |
5日 | 520円 |
【移動平均線の作成手順】
①1~3日目の終値の平均値550円を3日目の点にプロットします。
②2~4日目の終値の平均値540円を4日目の点にプロットします。
③3~5日目の終値の平均値530円を5日目の点にプロットします。
移動平均線の意味
移動平均線は、直近○日間の終値を平均することで求めていました。
これは、今の株価が強い動きをしているのかどうかを示しています。
移動平均線の見方
基本的には、以下の2つのポイントを見ます。移動平均線が現在の株価の上下どちらにあるかを見ます。
①株価と移動平均線の位置関係(上・下)
株価が移動平均線の上にある場合・・・強気局面(購入重視)
株価が移動平均線の下にある場合・・・弱気局面(売却重視)
②移動平均線の傾き(上昇・下降)
上昇・・・強気局面(購入重視)
下降・・・弱気局面(売却重視)
※白い線・・・移動平均線
※ロウソク足(緑・赤の棒)・・・株価(上が最高値、下が最安値)
強気局面と弱気局面
強気局面では、移動平均線が支持線(下げ止まりの転換点)になる場合が多いです。
弱気局面では、抵抗線(上げ止まりの転換点)となっている場合が多いです。
移動平均線の種類と選択
移動平均線でよく使われる期間は以下の通りです。
種類 | 期間数 |
---|---|
日足 | 5日、25日、75日、200日 |
週足 | 13週(約3ヶ月)、26週(約半年)、52週(約1年) |
月足 | 12ヶ月、24ヶ月、60ヶ月 |
日足の200日はグランビルの法則でよく使われる期間です。
これらの期間は、自分の売買にあわせて選択します。
短期の動きを予測する場合は、5日~25日、中期なら25~75日、長期なら75~200日を見ることが多いです。
日数が多いほど長期の動きを示すことになります。
75日線がトレーダーに一番良く使われているようです。
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