【調達契約】一般競争入札・随意契約の違い

官公庁の契約事務における「入札」「随意契約」の判断基準について根拠法令を元にまとめました。

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「一般競争入札」「随意契約」とは

官公庁の調達契約における相手方の選定方式には、大きく分けて「一般競争入札(公開入札)」「随意契約」の2種類があります。

説明
一般競争入札 事務手続きが複雑で、契約締結まで長期間(数ヶ月)かかる。高額な契約の場合に実施。
随意契約 入札よりも事務手続きが簡素で短期間(数日~数週間程度)で済む。高額でない契約の場合に実施。

当然ながら、この2つのどちらかを選ぶかは「予決令(予算決算及び会計令)」によって定められています。

「一般競争入札」「随意契約」の判断基準

一般的に随意契約は、高額でない契約の場合に実施します。
入札よりも事務手続きが簡素で短期間(数日~数週間程度)で済み、官公庁で最もよく使われる契約方式です。
随意契約には大きくわけて「競争性のある随意契約」「競争性のない随意契約」の2種類が存在します。

「一般競争入札」「随意契約」の判断基準を大まかに整理すると次の通りです。
(リンク先で細かな判断基準(金額等)を紹介しています)

競争性 契約方式 対象となる要件等 審査内容(契約審査会等) 補足
競争性のない契約 随意契約 単純随契 ■長期継続契約 ■省略可
■法令等で特定の1社からしか入手できない物品購入・役務である場合
■緊急を要する契約(緊急復旧工事等)
■競争に付することが不利である契約(本体工事と関連する工事等)
■要件を満たすか否か審査 ■単純随契による理由が明示できない場合→公募に移行
■全件審査
少額随契 ■「契約相手先」or「製品」を指定する ■省略可 ■「契約相手先」or「製品指定」の選定理由が必要
競争性のある契約 ■「契約相手先」「製品」を指定しない ■省略可 ■「見積合わせ」or「公開見積合わせ」が必要
公募 ■契約相手先が1者であると思われるが、単純随契の要件にあてはまらないため、他に仕様要件を満たす者を募集して行う契約 ■要件を満たすか否か審査 ■応募者があった場合、「一般競争」or「企画競争」へ移行
■全件審査
企画競争 ■「業務概要」「予算額」を示して、応募者に企画(業務詳細の提案)させて行う契約 ■企画競争による契約の可否
■企画内容の審査(最良の物を選定)
■政府調達相当額以上→「一者応募やり直し」の可否
■企画競争の理由が明示されなければ「一般競争(総合評価落札方式)」へ移行
■委託業務に適用
■10万SDR以上か審査
不落随契 ■一般競争において、「入札者」or「落札者」がなかった場合、入札を中止して行う随意契約
■落札者が契約を結ばない場合、他者と行う随意契約
■省略可 ■落札者がなかった場合→随意契約(予定価格の範囲内で)
■落札者が契約を結ばなかった場合→契約(契約を結ばなかった者の入札金額の範囲内で)
一般競争入札 最低価格落札方式 ■仕様により業務内容
■製品スペック等を明示→最低価格の者と契約
■仕様内容の審査
■政府調達相当額以上は一者応札やり直しの可否
■10万SDR以上審査
総合評価落札方式 ■仕様により最低限の業務内容
■スペック等を明示→更に応募者から追加提案をさせる→最高得点の者と契約
■仕様内容の審査
■技術点の審査
■政府調達相当額以上は一者応札やり直しの可否
■全件審査
関連ページ
1 【公務員】会計事務手続き 入門
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